「緊急アンケート」への協力をお願いします

すべてのサークル員のみなさんに、文連は「サークル活動を守り発展させよう!緊急アンケート」への協力を呼びかけます

        2020729日 文化団体連合会常任委員会

 

 すべてのサークル員のみなさん! 3月いらい早大当局による学生会館や大学構内への立入制限が続き学生が集まることすらできない条件のもとで、多くのサークルがオンラインでの活動を創意工夫してくりひろげてきていると思います。大変ご苦労さまです。  

720日には学生部が、夏休み中の課外活動や学生会館施設の使用を限定つきで認めることを発表しました。これは6月に「一刻も早く学生会館を開館してほしい」という多くのサークルの声を文連が要求書としてまとめ学生部に提出してきた成果です。

しかし発表された「ガイドライン」では、サークル部室をはじめ会議室や音楽練習室といったすべてのサークル活動施設の「利用可能最大人数」が厳しく制限されたり(726日の発表ではさらに半減!)、学生会館の開館時間が10:0016:15に限定されたり、「練習」以外の活動が禁じられたりしています。これでは私たちのサークル活動は成り立ちません。こうした厳しい制限は、サークル活動の存続にかかわる重大な問題です。多様なジャンルにわたる早稲田の自由で活発なサークル活動の息吹を、ここで滞らせたり絶やしたりするわけにはいきません! 十分な感染対策をとったうえで、個々のサークルの活動内容にふまえた施設使用条件の緩和を求めよう! 早稲田サークル文化の伝統を守り発展させるために、サークルは相互に協力しよう! 

同時に私たちは、家計の悪化にともなう学費や生活費の負担の増大、オンライン授業にともなうさらなる経済的負担など、学生生活を送るうえで切迫した問題に直面してもいます。こうした状況も学生どうしが協力して打開していこうではありませんか。

文連は、みなさんの声を集め、問題をできるだけ具体的に明らかにしていきたいと考え「サークル活動を守り発展させよう!緊急アンケート」を行ないます。寄せられた意見をもとに大学当局への要求書としてまとめていく予定です。ぜひ協力をお願いします。

 

早稲田サークル文化の発展のためにすべてのサークルが相互に協力しよう!

サークル活動に参加する者にとって、早大当局によるサークル活動の「自粛」要請が長期化していることは文化系・スポーツ系を問わずサークル活動全体の停滞を招きかねない深刻な問題です。4月新歓活動が中止されて以降、各サークルがオンライン新歓を展開していますが、なお少なくないサークルが部員の確保に苦慮しています。通常の活動がまったくできないため練習や稽古が著しく不足し、本来ならば共同作業や共同実践をつうじて行なっている技術・技能の習得やサークル運営上の引継ぎなどにも支障が出てしまっています。当局はサークルがおかれている現状にふまえ、サークル支援を強化すべきです。特に、学生部発表の「ガイドライン」でサークル活動施設の使用可能人数が一律的に限定されていることは、サークル活動を大きく制限するものです。私たちは夏休み以降のサークル活動を活発に行なっていくために、個々のサークルの活動分野や活動内容にふまえた感染対策と活動のあり方を具体的に考え、サークル活動施設の使用条件の緩和を求めていきましょう! 新歓活動の代替・保障を求めよう!

年間活動のおよそ半分がすでに「自粛」というかたちで停止させられているもとで、今年度後半期の活動の展望や財政的な計画を立てることも大変です。親の収入やアルバイト収入が減少している学生がこの5ヶ月あまりで急増しており、学費や生活費を捻出するために、サークル活動経費を切り詰めざるをえないサークル員も増えています。今夏以降の発表会やイベント、試合・遠征などの活動計画を立て準備を始めても、感染拡大状況によっては計画を中止しなければならない可能性にもさらされています。現下の特殊的条件にふまえたサークル補助金制度の見直しや柔軟な運用を求めよう! サークル補助金の大幅増額を求めよう!

また、新歓活動が中止になり通常のサークル活動が制限され続けている状況で、学生部はサークル登録書類(サークル継続願、会員名簿、会計報告、サークル補助金申請書等)を8月7日までに提出することを――学生の声をうけて、代筆などは認めましたが――決定しています。少なくないサークルが困難を強いられています。今後のサークル活動の保障や新歓活動の代替措置もないまま、例年同様の書類の作成・提出を求められ、それができなければサークルの存続じたいを取り消されてしまうようなことがあってはなりません。すべてのサークルが存続するために、サークル登録手続きの緩和・簡略化を求めよう!

サークル活動をつうじてひとつのものを仲間と協力してつくりあげる達成感や、そのなかではぐくまれる協同性や人間関係は、私たちにとってかけがえのないものです。早稲田の自由で活発なサークル活動を守り発展させるためにすべてのサークルが協力して困難を解決しよう!

 

高額な学費・施設費の減額、返還を求めよう! 学生生活の補償を求めよう!

同時に、新型コロナの感染拡大のもとで家計が悪化し経済的に困窮する学生が増えていることは深刻です。早大当局は7億円規模の学生緊急支援策をとっているものの、学費そのものを減額・免除していないため、なお多くの学生が高額な学費の負担に苦しんでいます。教室での対面授業がストップし、大学構内の施設や図書館、体育館などの使用が大幅に制限されているうえ、サークル活動を行なうための学生会館もまったく使用できないにもかかわらず、これまでどおりの学費・施設費を負担することはあまりにも理不尽です。秋学期も継続されるオンライン授業に対応するための通信環境の整備費用や通信料、印刷代などの負担も重くのしかかっています。

このままでは、授業料や生活費を捻出するために食費や水光熱費を切り詰め、退学や休学を決断せざるを得ない学生の窮状はいっこうに改善されません。文連は5月以降、経済的困窮によって学生が退学・休学に追い込まれることを許さないために全国の学生とも連帯して声をあげるべきことを訴えてきました。私たちは引き続き、困窮する学生への緊急支援策のさらなる強化とともに、すべての学生に対する学費・施設費の減額・免除、生活補償を早大当局に求めよう! オンライン授業の通信・機器費用の支援の拡充を求めよう! 政府に対してもただちに学費を無償化し、困窮するすべての学生や家庭に対する支援と補償を無条件で行なうことを求めよう!

 

コロナ禍のもとでも早稲田サークル文化を守り発展させるために、みなさんの声をぜひお寄せください。